ノーチラス(号)の系譜を追ってみます。
ノーチラス(nautilus)と言う言葉はラテン語でオーム貝の事なのだそうです。
ここでは、ノーチラス号と言う名前の系譜を年代を追って纏めてゆきたいと思います。残念ながら元々資料を収集していた訳ではないので内容が薄いかもしれませんが、徐々に充実させていきますので宜しくお願い致します。尚、基本的に潜水艦や背景にジュールヴェルヌの影響が有るかどうか、乗り物などを中心としますので、関連ジャンルと判断できない場合は除きます。(もし情報が有りましたら是非お寄せ頂けると嬉しいです。)
1800年、ナポレオンの要請によりロバート・フルトン(Robert Fulton、米国人1765年- 1815年)が設計した、世界最初の潜水艦の名前としてノーチラスが名付けられた。手動式潜水艦だったが実際には却下されたとのこと。
1870年、ジュールヴェルヌが『海底二万里』( Vingt mille lieues sous les mers)を書き、ノーチラス号が登場する。
最大排水量:1507トン。
全長:70m 直径:8m
最大速度:50kt
1874年、ジュールヴェルヌが『神秘の島』( L'Île mystérieuse )を書き、再度ノーチラス号が登場する。
1916年、ユニバーサル・ピクチャーズがモノクロ映画の『海底六万哩』を公開。
1954年、ディズニーピクチャーがカラー映画「海底二万哩」を公開。
1954年、アメリカ海軍が世界初の攻撃型原子力潜水艦ノーチラス(USS Nautilus, SSN-571)を完成させ、1958年には世界初の北極海横断潜航に成功した。アメリカ海軍ではノーチラスの名前を冠した艦船の6代目に当たる。
最大排水量:3,520トン,
全長 :97.5 m (320 ft) 全幅 :8.5 m (28 ft) 乗員 :105名
安全潜入深度 213m(700ft) 速力 (水上/水中):22kt/23.3kt
1ノット(kt)は0.5m/s=時速1.8km
1969年から74年に日本でもテレビ放送された宇宙大作戦(=スタートレック)に、 宇宙艦隊保有の、「U.S.S.ノーチラス(U.S.S. Nautilus、NCC-31910)」という宇宙船が登場する。
1969年のイギリス映画「ネモ船長と海底都市」にはノーチラス号より大きくて速いノーチラス2号が登場。
1970年代に日本でも放送されていたアクアラングの発明者として知られるフランスの海洋学者ジャック=イヴ・クストー(Jacques-Yves Cousteau)が世界の海を紹介する『クストーの海底世界』シリーズの探査船もノーチラス号と名付けられていた。
1976年、老舗腕時計メーカーパテック フィリップ(1839年設立)はステンレスケースの腕時計ノーチラス・コレクションを発表。ケースのシルエットは船の舷窓をモチーフにしている。
1978年のアメリカ映画「アトランティスの謎」には、 バリアとレーザー兵器を装備した原子力潜水艦として登場。冷凍睡眠から目覚めたネモ船長により指揮される。
1990年のテレビアニメ「ふしぎの海のナディア」は海底二万マイルを原案として大幅な翻案を加えた物語には、万能宇宙戦艦Ν-ノーチラス号が登場した。
1995年、ディズニーランドパリで始められたアトラクション、ノーチラス号の探検(Les Mysteres du Nautilus)には、前述の1954年公開のディズニー映画「海底二万哩」に登場したものを再現したノーチラス号があり、内部に人間が入る事が出来る。
2001年に開業した東京ディズニーシーのミステリアスアイランドにはノーチラス号が繋留。但しこちらは内部に人間が入れないとか。
***この項は調査途中ですので、随時追記してゆきます。
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